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犬の本

本の内容 清里というと、何か俗化されたヤングのリゾート地をイメージする人もいますが、入江夫妻の「バーネットヒル」はそんな喧騒から離れた八ヶ岳山麓に広がる高原の森の中にあります。夫妻は犬・猫・ウサギたちと一緒に生活しています。彼らは家族なのです。 「年々気難しくなってきた老コリーのフレップ、交通事故で3本足になったのをひきっとったミックスのメイ、そのメイが拾った猫のチニタと4匹のうさぎ、もう充分すぎるくらい動物が同居していて、これ以上家族のふえる隙間がない」ところへゴールデン・レトリーバーのわんぱくそうな男の子来ます。 92年6月10日のことだと入江さんはしるします。6月にわが家に来たので「ジュン」、しかも長男ということで「淳一郎」の名がつきます。冒頭に「さびしがりもせず、ひとりでグーグーお昼寝」をする「淳一郎」くんの写真が載っています。 なんとあどけなく、かわいいんだろう。見た人は誰も思わず声をあげてしまうでしょう。そんな「淳一郎」が生後20日で「バーネットヒル」やってきて、2004年1月25日、11年8ヶ月と4日で一生を終えるまでを写真と文で綴ったこの一冊に私は感動しました。 写真はネガフィルム、デジタルカメラ、使い捨てカメラを使用、プロに比べれば色や技術は決して優れているわけではありません。しかし「淳一郎」がまさに「生きている」その瞬間を見事にとらえていて、見る人の心を打ちます。文章も素直、素朴、いっさいの飾りがなくひたすら「淳一郎」への思いであふれています。 死が近づいたころから「淳一郎」は目から涙をこぼすようになります。痛いから?苦しいから?それとも死の予感?その写真が最後の一枚です。多くの人に読んでほしいと思います。 一頭のゴールデン・レトリーバー「淳一郎」(ジュン)の誕生から11年8ヶ月と4日で一生を終えるまでのさまざまなエピソードを写真を添えてまとめたもの。中心となるのはガンを患ったジュンの闘病記。ペンション営む飼い主夫妻が、病に苦しむ愛犬を介護しながらも「もっとジュンのために何かできないか」といてもたってもいられず、ホームページにつづっていたものだ。 ジュンが亡くなり、幼い頃から撮りためた写真を整理しているうちに、闘病の記録を含め、ジュンのすべてを残しておきたいとの思いからこの「for JUN 」が出来上がった。子犬の愛らしさ、若い犬と暮す楽しさ、それにも増して老犬との生活の素晴らしさが伝わってきて、心を打つ。 これから犬を飼おうと思っている人、老犬介護に直面している人、ペットロスから立ち直れずにいる人などに、読んで欲しい一冊だ。 この本は、幼犬を迎え入れた時から成犬の頃、老犬介護、そして死までのエピソードを写真と文で綴った記録です。ホームページに掲載された『淳一郎の闘病記』も加え1冊にまとめました。犬を愛する方、これから犬を飼おうとしている方、老犬介護に直面している方、そしてペットロスに苦しんでいる方々にも読んで頂ければと思っております。 著者からのメッセージ 淳一郎(ジュン)という名のゴールデン・レトリーバーと八ヶ岳南麓で暮した11年8ヶ月の記録です。この本は、幼犬を迎え入れた時から成犬の頃、老犬介護、そして死までのエピソードを写真と文で綴ったものです。 死が近づいた頃からジュンの目からは涙がこぼれていました。この涙はなんだったのでしょうか?痛かったから?苦しかったから?それとも別れを予感していたのでしょうか? おぼえているかい 山の斜面を駆け登り駆け下りた時のことを もう疲れたとは決して言わなかったね おぼえているかい 急流に水しぶきをあげて飛び込んだ時のことを 流されながらも向こう岸に渡りきったね おぼえているかい 一緒にキャッチボールをした時のことを どんな投げ方をしても名キャッチャーだったね おぼえているかい 落した手袋探しに行ってもらった時のことを 喜んで走って行って探してきてくれたね そんな若かった君が好きだった おぼえているかい 山の斜面をゆっくり登り足元を確かめながら降りてきたね 急流にそっと入って一生懸命泳いでも流されてしまったね キャッチボールはエラーが多くなって寂しそうだったね それでも落した手袋だけは確実に探してきてくれたね そんな老いた君が大好きだった ホームページに掲載した 『淳一郎の闘病記』 も加え1冊にまとめました。犬を愛する方、これから犬を飼おうとしている方、老犬介護に直面している方、そしてペットロスに苦しんでいる方々にも読んで頂ければと思っております。 ジュンにはとてもガンコなところがあって、一度自分が決めた習慣を変えるのをとても嫌がった。 食事は一日2回。先ず、器に入れたドッグフードを食べる。次にバゲットの端っこや人参をくわえて居間のソファーへ。 「新聞を敷いてくれ」と叫ぶ。新聞紙の上でパンや人参を食べる(小さかった頃、ソファーの上でパンを食べているのを見て「あ~あジュン、パンくずだらけ」と文句を言って新聞紙を敷いてやって以来、ジュンはパンや人参をもらうたびに「新聞敷いてー」と叫ぶのだ)。   ある時、車で高速道路を走っていたら夕方になったので、サービスエリアに入り歩道でジュンに夕食を食べさせた。 器にドッグフードとパンと人参を入れて置いてやると、ジュンはパンと人参を横に置いて先ずドッグフードを食べた。それから私達を見上げて、 「新聞敷いてー」と叫んだ。 「今日はね、そのまま食べていいから」と言い聞かせてもガンとしてダメ。そのうち周りに人が立ち止まり始め、 「どうかしたんですか?」 「新聞を敷いてくれないと、パンが食べれないと言っているんです」 などと説明し、車の中から新聞紙を探してきて歩道に敷いてやると、ジュンはその上に寝そべって、人だかりの中で満足そうにパンと人参を食べた。 本の感想・・・ キャッチボールで豪速球をみごとに受けて得意満面だったジュン。 バーネットヒルのスロープで、まるでPK戦のゴールキーパーのように緊張して立つジュンの写真に、なつかしさがこみ上げてきます。八ヶ岳の空気と光がジュンの毛に輝いています。 この本を見る方は皆、バーネットヒルが特別な魔法で外界から守られたサンクチュアリ(聖域)のようだと感じるのではないでしょうか。一緒に写っていたフレップもチニタも、そしてジュンも、ヒトよりずっと寿命が短いのははじめからわかっていることですが、年とって病に苦しむジュンの看病、そしてお別れはどんなに辛かったかと思います。 ページをめくるたびに、ジュンが心から家族を信頼し、幸せな一生を過ごしたようすが伝わってきました。魔法ではなく、真心をこめて生き物たちと接することで、このように豊かな世界がつくり出せるのですね。 全力で介護の手を尽されて、そして最後にはこのように愛情溢れる本をまとめてくださって、本当にありがとうございました。 For Jun―あるゴールデン・レトリバーと過ごした日々




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